ところが、大金を盗み取られた側のカジノ経営者ベネディクトがメンバー全員の在りかを見つけ出して金を返すよう脅迫してきます。
金額は1億6千万ドル、プラス利子をつけて。
この大金を2週間以内に用意して来いというものでした。
ここで不思議なのがなぜベネディクトが全員の居場所を見つけ出したか、そして非道な彼がなぜ2週間も猶予を与えたかということでした。
各メンバーがもともと残している金額を除き、不足分は9700万ドル。
アメリカではもう仕事のやりづらい彼らは、まずオランダ、アムステルダムに移動します。
しかしヨーロッパにはラスティ(ブラッド・ピット演)の元恋人で欧州刑事警察機構捜査官のイザベル(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ演)がいました。
最初の仕事をマツイ(ロビー・コルトレーン演)からもらいに行こうとしたダニー(ジョージ・クルーニー演)たちでしたが、ターゲットとなるブツが何者かによって盗まれた後でした。
その犯人とはヨーロッパの富豪で怪盗「ナイト・フォックス」の異名を持つフランソワ・トゥルワー(ヴァンサン・カッセル演)でした。
しかもトゥルワーはベネディクトにダニーたちの居場所を教えた張本人でした。
そしてダニーたちは次のターゲットとなる、ローマ美術館展示のファベルジェの卵を盗みに向かいます。
トゥルワーの目的は何なのか?
そしてダニーやラスティたちはイザベルたち欧州刑事警察機構の目を潜り抜けて大金をいただき、約束の2週間以内に金をベネディクトに返すことができるのか?
『オーシャンズ12』は『オーシャンズ11』が公開されてから3年後の2004年に公開されたアメリカ映画です。
キャストはもちろんのこと、監督もスティーブン・ソダーバーグが継続して務めました。
さらにキャストは増えて豪華にもなっています。
今回の映画のシーンで印象に残ったのは、ダニーの妻テス(ジュリア・ロバーツ演)がジュリア・ロバーツに「なりきって」登場し、ブルース・ウィリスが本人役で登場するというところです。
美術品を盗むために使ったダニーたちのトリックも前回に引き続きしっかりしたもので、最後にはどんでん返し的な要素もあります。
さらに3年後の2007年には続編の『オーシャンズ13』が公開されたので、こちらの方も見てみたいと思います。
大人も子どもも楽しめる『オーシャンズ』シリーズだと思うので、みなさんもぜひ、ご覧ください。
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