美しさと狂気のバンド THE NOVEMBERS

今回紹介するバンドは2005年結成の4人組バンド、THE NOVEMBERSです。
小林裕介(ギター、ボーカル)、ケンゴマツモト(ギター)、高松浩史(ベース)、吉木諒祐(ドラム)の4人で活動をしています。

さっそく曲紹介をしていきましょう。


こわれる




2008年発売のファーストフルアルバム『picnic』に収録されています。
歌詞は短いですが中身は何か神秘的で、曲の雰囲気は重厚さを感じさせます。
最近のライブで演奏されたバージョンも紹介します。
こっちの方が、激しさが増しています。



Misstopia




2010年発売のセカンドフルアルバム『Misstopia』の曲です。
アルバムのタイトルにもなっているこの曲のタイトル’misstopia’は造語です。

‘utopia (理想郷)’の反対語に’dystopia (地獄郷)’というものがありますが、それとは別に’miss’を使ったのは、理想郷に行き損ねた人たちに向けているからかもしれません(個人的な考察)。

歌詞には「二人」が登場してきており、「昨日までの世界」と「今日」「いま」の二人に変化が見られます。

苦しみばかりの昨日までの世界からユートピアへ二人は向かうんじゃないかなと思いました。

1000年




2016年発売の6枚目のアルバム『Hallelujah』に収録されている曲です。
ここ最近に発表された曲は優美さや静寂さを持ったものが多く思えましたが、この曲は凶暴性を持っています。

ベースの重たい音から始まって、初めて聞いたときには「おぉ」ってなりました。
これまでのキャリアを昇華したような曲だなと感じました。

みんな急いでいる


2018年発売のEP『Today』に収録されている曲です。
柔らかな水の流れる音から始まるこの曲は、これまで紹介した曲とまた異なる雰囲気を持っています。

小林の歌声もホントに多彩だと感じます。
THE NOVEMBERSは彼らの曲や服装から特に黒をイメージしますが、今回は純白さを感じさせます。

シンプルで優しささえ感じる歌詞ですが、タイトルにもなっている「みんな急いでいる」からはゴーギャンの『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』を連想させました。



今回はTHE NOVEMBERSについて紹介しました。
とは言っても今回紹介した曲はMVが作られたものばかりで、実際にはそれ以外の曲にも名曲が隠されています。

2017年には初のベストアルバム『Before Today』が発売されています。

2013年に独立してから、彼らは自主レーベルMERZを立ち上げて活動しています。
SoundCloudではTHE NOVEMBERSの1st DEMO CDに収録されていた曲を聞くことができます(「螺旋と水」は個人的に大好きです!)。

初期の楽曲と最近の楽曲の雰囲気は結構変わってきていますが、今後どのように進化していくか期待できます!

オフィシャルホームページ


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