日本のロックミュージックが好きな人はバンド名を聞いたことがあるかもしれません。
2000年に結成し、数回のメンバーチェンジを経て現在はボーカル木下理樹、ギター戸高賢文の2人と、サポートベース、サポートドラムで構成されています。
初のフルアルバムは2002年にリリースされました。
その頃はまだ初期メンバーのボーカル木下理樹、ギター大山純、ベース日向秀和、ドラム櫻井雄一でバンドが構成されています。
さっそく私のオススメの曲6選を紹介していきたいと思います。
1. BOY MEETS GIRL
アルバム最初の曲として最高の曲だと思います。
ライブでもよく登場する曲で、ART-SCHOOLの曲の中でも結構明るい曲調になっています。
歌詞自体は曲調にそう反して儚さだとか、純粋さを歌っています。
曲のタイトルはレオス・カラックス監督の『BOY MEETS GIRL』から来ており、ほかにもこの監督の作品『汚れた血』と同名の曲を発表しています。
5. メルトダウン
このアルバムの曲の中で最も強弱の激しい曲だと思います。
少し暗めの、ベースが際立つAメロから始まり、サビに向かいます。
「いつの間に一人立っていた?閉ざしたままで誰にも触れず
いつの間に偽り此処へいた?君には青を冷たい花を上げるよ」という最初のサビ。
ART-SCHOOLならではの哀愁漂う歌詞、青や灰色の世界を表現していると思います。
6. サッドマシーン
YouTubeにPVがアップされており、ライブの定番曲です。
アメリカ人の友人が大好きでよく聞いていたらしいです。
このPVもそうですが、ART-SCHOOLのPVではドラムの櫻井がしばしばやりたい放題やられています。
木下が作るの歌詞の寂しさ、暗さと相反するような、メンバーの盛り上げ役になっていました。
7. 欲望の翼
ウォン・カーウァイ監督作『欲望の翼』から来ています。
初期のART-SCHOOLの曲のタイトルはしばしば木下が影響の受けた映画や本から来ています。
歌詞に「笑って」という言葉が頻繁に出てきていて、純粋さ(Innocence)を歌っているものだと思います。
9. フラジャイル
私がART-SCHOOLを好きになったきっかけとなった曲の一つです。
郷愁感の漂う曲で、木下の声からも寂しさを感じます。
「今朝僕は自分の叫び声で目覚めた」という歌詞は木下本人の実体験からのようです。
11. シャーロット
このアルバムの中で最も寂しさを感じる曲です。
ボーカルの木下が自分の母親が亡くなった時に作った曲(Requiem)になっています。
泣きそうになる曲です。
まとめ
ART-SCHOOLに少しでも興味を持っていただけたでしょうか?
木下が作る曲・歌詞は愛や生死に関するものが多く、日本三大鬱バンドの一つともいわれています(残りの二つはTHE BACK HORN、Syrup 16gと位置付ける場合が多いです)。
ただ、実際に歌詞を見てみるとその儚さ・郷愁・切なさの中でも希望を見出すような、ある意味ではポジティブな音楽であると思います。
最初のフルアルバムでありながら名盤の一つだと間違いなく言えます。
曲はYouTubeやニコニコ動画で聞くことができるものが多いので、ぜひ聞いてみてください!
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