私はボーカルギターの古館佑太郎、聞き手に直接ぶつけるような曲、歌詞に心を動かされました。
子どもの頃からの友人同士で結成されたバンド、The SALOVERS。
メンバーはボーカルギターの古館、ギター藤井清也、ベース小林亮平、ドラム藤川雄太の4人で、結成した2008年から活動を続けていました。
結成から一年がたったころ、10代限定の夏フェス「閃光ライオット」に出場し、審査員特別賞を受賞しました。
プロフィールはここまでにし、早速曲を紹介していきます。
サリンジャー
1stアルバム『C’mon Dresden』から。
YouTubeにアップされているのはライブバージョンですが、CDに収録されているものよりも進化した爆音を響かせています。
失恋を含めた青春時代の「失うこと」について歌われた曲です。
曲の終わりで古舘が叫んでいますが、そのようなところからもライブで化ける熱いバンドということを感じ取ることができます。
SAD GIRL
1stシングルと2ndアルバム『バンドを始めた頃』、3rdアルバム『いざ、サラバーズ！』収録曲。
メンバーが20歳の頃に作り上げた曲で、やはり青春、失恋をテーマにしている曲です。
その若さだからこそ、この曲ができたのだと思います。
「空に向かって泣いてみた 涙に溶けたあの笑顔 いつか僕も忘れちゃうのかな？」
こんな歌詞は大人になるともう書けなくなってしまうと思います。
文学のススメ
5thシングル収録曲。
とにかく熱い曲。
胸の中にふつふつと溜まっていたものを一気に吐き出すような曲になっています。
他人の様子をくだらないと一蹴する、そんなストレスの開放を歌っており、サビでは「くそったれーー」と連呼しています。
黄色い光と黒いスーツ・服、真ん中に雑に書かれた歌詞。
そのとげとげしさが曲とマッチしています。
Disaster of Youth
5thアルバムにして最後のアルバム『青春の象徴 恋のすべて』最初の曲。
ボーカル古舘は活動休止発表時に「青春のひと時もそろそろ終わりが来たようです」「彼ら(他メンバー)とこれからもずっと’ただの’幼馴染でいたいんです」と述べています。
その最後のアルバムで歌われた曲はこれまでとは少し異なって澄んでおり、平常と平熱の中での衝動を歌っているように感じました。
「友情の全てを代償にしてまで目指す 夢に疲れただけさ
少年は大志を抱きすぎて死んだ そして生まれ変わるのさ」
ここに古舘の感情が集約されたように感じ、聞く人へのメッセージになっている思います。
The SALOVERS活動休止後、ボーカルの古舘は俳優としても活動しています。
(最近では連続テレビ小説『ひよっこ』にも出ていました。)
そして個人的にうれしいのが、今年から新たに２というバンドを始動したことです。
すでにいくつかの曲がYouTubeでアップされているので、別な記事で詳しく紹介していきたいと思います！
熱い気持ちがこみあげてくるバンド、The SALOVERSをぜひ皆さんもご視聴ください！
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