前作の『Hello darkness, my dear friend』からおよそ2年たちました。
CDのタイトルからもわかるとおり、前作の『闇』から『色、光』のある世界へと変化がありました。
今回はこのニューアルバムからいくつかの曲を紹介していきたいと思います。
All the light We will see again
アルバム最初の曲。
なんといってもこれまでの楽曲と異なる部分として挙げられるのが、サビの「死んだ様に君は生きていくのかい? 俺はそんな風に生きていたくはない」です。
これまでの曲だと、ART-SCHOOLの曲は「大丈夫、そのままでいい」といった受け止める側のメッセージが強かったのですが、ここでは明るいほうへと誘おうとしています。
Touching distance
2番目に収録されている曲。
「簡単な言葉なら いくらでも云えるけど 転がっていけよ 一生 そうさ 荒野の方へ」
ここでもポジティブなメッセージが込められています。
「生」というものに積極的に向かっていくことが伝わってきます。
Dreaming Of You
アルバムの3曲目として収録されています。
このアルバムで一二を争うアグレッシブな曲。
MVの4人の黒服姿がカッコいい。
というか、ベースがイカしてます。
OK & GO
‘Dreaming Of You’の次に収録されており、MVも’Dreaming Of You’から繋がっています。
曲調はいきなりやわららかいものとなって、’Dreaming Of You’と対になっているようになっています。
歌詞も純粋なもので、子どもの頃に夢見た自身の将来の姿について歌っています。
他アルバムに収録されている「羽根」や「夜の子供たち」の’子ども’は「黒」がイメージされるとすれば、「OK&GO」の’子ども’は「白」がイメージできるかと思います。
スカートの色は青
5番目の曲であり、去年配信されたシングルCDにも収録されています。
私個人としてはこの曲が今回のアルバムの中でもっとも印象的です。
これまでもART-SCHOOLは「愛」をテーマとした曲をいくつも作ってきましたが、「後悔」であったり、「悲しみ」というネガティブな感情が付随していました。
ところが、この曲では昔の恋を回顧して、「あんな良いこともあったな」と清々しい思い出として、どちらかというとポジティブなものとして歌っていると感じました。
結成から18年、このアルバムでART-SCHOOLの新たな世界を見ることができたと私は感じました。
「色」や「光」をイメージできるワードが含まれている曲は私的には10曲中8曲あり、前作のモノクロの世界からカラフルな世界へと移ったように感じました。
「闇」や「死」から「光」や「生」へ、ART-SCHOOLがどのように、どこに向かっていくのか、今後も注目していきたいと思います。
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